厚生労働省は12月12日に開いた社会保障審議会医療保険部会(部会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)で政府が開発を進める標準型電子カルテが普及し、電子カルテ情報を医療機関等の間で共有するための電子カルテ情報共有サービスを使う医療機関が5割ほどになった段階で、情報共有サービスの運用費用の負担を保険者などに求める方針を示し、部会が了承した。委員からは医療機関で電子カルテの導入が進んでいな ...
政府が推進する電子処方箋は、11月末時点で導入率20%未満といまだ浸透していない。そんな中、東京都板橋区の乳腺外科、ベルーガクリニックは電子処方箋の発行率が9割と非常に高い割合を保っている。マイナ保険証の使用率も9割を超えていると。どのようにして医療DXの実装を進めてきたのだろうか。(2024年11月18日に取材) ...
家庭医になりたい、公衆衛生を深く学びたい。その思いをブレずに持ち続け実践してきた内藤美智子先生。ひたむきに走り続けた先に、思わぬ出会いや幸せが……。各大学の卒業生が生い立ちから大学時代、そして今に至るまでを語る大学別リレー。JCHO久留米総合病院名誉院長の田中眞紀先生からご紹介いただいた久留米大卒・内藤先生のお話は、心温まるエピソードばかりでした。第1回目のインタビューでは大学時代までを語っていた ...
政府が議論している「年収103万円の壁」見直し問題。ニュースを見て、パート・アルバイトで働いている人向けの話であり、自分には関係ないと思っている人がいるかもしれません。しかし、実はドクターにとっても重要な話。「年収の壁」問題について、ドクターFが解説します。
患者の不安や悩みに寄り添う姿勢は、医療における大切なコミュニケーションのひとつ。しかし、どこまで寄り添ったらいいのか、迷うことも多いのではないでしょうか。今回は「発達特性を持つ子と親に寄り添う医者でありたい」と、大学病院の発達専門外来を離れ、独自の活動を続ける小児科医のSNS投稿に注目しました。
医学部在学中に音楽業界のアルバイトを経験し、「音楽の道に進もうかと本気で迷った」と話す紅谷先生。大学卒業後は理想の医療を追い求めて模索する日々が続きます。福井大学医学部の卒業生をリレーでつなぐ連載第2回はイベント企画部長に任命された研修医時代、へき地医療に携わるまでの道のりを振り返っていただきます。
「病棟のアイドル、三田先生が!!」老いも若きも、病棟看護師たち全員が阿鼻叫喚した三田先生のカミングアウト。しかし――限界医局で奮闘する村田教授と、個性豊かな医局員たちの毎日を描く連載「村田教授と愉快な医局員たち」。どうぞお楽しみください。
今後の研修で楽しみにしているローテは救急科です。現在も月に3回程度の救急当番があるのですが、まとまった救急ローテはまだ経験しておりません。各診療科に関わるであろう患者さんとのファーストタッチとなるので、今後どのような診療科をローテするにも必要な診察、知識がつくのはもちろん、それ以上に目の前の患者さんを助けることができるというのがとても好きです。
厚生労働省は12月12日に開いた社会保障審議会医療保険部会で、高額療養費制度の見直しについて、70歳以上を対象とした「外来特例上限」を廃止するか、自己負担額の上限を引き上げた場合、加入者1人当たりの年額保険料の軽減額は最低でも200円、最大で2000円との試算を公表した。また、自己負担額の上限を所得に応じ引き上げる方針を示し、部会が了承した。年内にも具体的な引き上げ額を決め、早ければ来夏の施行を目 ...
2歳10カ月の男児が頸部リンパ管腫へのピシバニールを用いた硬化療法後に死亡した、「東京女子医大事件」の12月12日の第19回公判で、被告人の一人、小谷透医師への質問が第18回公判に続いて行われ、PRIS(プロポフォール注入症候群)に関しては、プロポフォールの投与そのものや投与期間・投与量と死亡について、「因果関係が医学的に断定されたものは一つもなかった」と証言した。
オンライン資格確認を巡り、国を訴えた裁判で12月12日、医師ら原告1366人は東京地裁の判決を「全部不服」として取消を求めて控訴した。原告はマイナ保険証などを使うオンライン資格確認を療養担当規則で医療機関に義務化するのは、健康保険法の委任の範囲を逸脱していると主張したが、11月28日の東京地裁判決は適法と判断した(『オンライン資格確認訴訟、医師ら原告の請求棄却』『オンライン資格確認訴訟、医師ら原告 ...
「医師はモテる」は真実か、誤解か?――世間一般に抱かれがちな医師のイメージと実態にはどんなギャップがあるのか、DoctorsLIFESTYLEが調査しました。今回は「医師はモテる」というイメージに対する本音をレポートします。